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朝鮮考古学のパイオニア 有光教一展

刺繍ポジャギ 韓国刺繍博物館蔵

激動の時代のなかで、無垢な情熱を注いだ人
1907(明治40)年、山口県に生まれた有光教一(元高麗美術館研究所長)は、京都帝国大学(現京都大学)で考古学を専攻、1941年から朝鮮総督府博物館主任を務めた。1945年日本敗戦後から1946年まで、有光は朝鮮に残留する日本人考古学者として、韓国初の国立博物館(現国立中央博物館)開館、そして朝鮮人の手による古蹟発掘調査を支え、103歳で生涯を閉じるまで朝鮮考古学に対する熱意を燃やし続けた。
本展では、朝鮮考古学への探究心を生涯貫いた有光教一の人物像を探り、これまで未公開だった朝鮮解放前後の朝鮮古蹟調査の動向を示す写真、図面等、貴重な考古資料を一堂に展示する。

 

開催概要

会期

2012年4月1日(日)〜6月3日(日) 10:00-17:00 (入館は16:30まで)
月曜日休館。 (4月2日(月)、30日(月・振替休日)は開館。) 

会場 高麗美術館
京都府京都市北区紫竹上岸町15番地
入場料 一般500円、大高生400円、中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちのご本人と付添いの方1名まで無料。
※65歳以上の方は一般料金より2割引。(年齢の確認できるものをご提示ください)
協力 京都大学総合博物館、奈良県立橿原考古学研究所、国立中央博物館(韓国ソウル)ほか
監修 藤井和夫(韓国国立中部考古学研究所)、吉井秀夫(京都大学文学研究科)
関連イベント 高麗美術館研究講座「有光教一先生と高麗美術館・鄭詔文氏、朝鮮への想い」
講師:上田正昭氏(高麗美術館館長・京都大学名誉教授)
日時:5月26日(土)13:00〜14:30
会場:佛教大学四条センター(四条烏丸北東角、京都三井ビル4階)
聴講料:1,000円(予約不要) 定員:150名

講演会「古代朝鮮の遺跡と考古学」
第1回「新羅の古代寺院」
講師:高 正龍氏(立命館大学文学部教授)
日時:4月22日(日)13:30〜14:30
第2回「高句麗・百済の建国伝承」 
講師:松波宏隆氏(龍谷大学非常勤講師) 
日時:5月13日(日)13:30〜14:30 
(以下各回共通)
会場:高麗美術館マダン 聴講料:1,000円(入館料込み) 定員:60名(要予約)

ワークショップ「新羅瓦の拓本作り」とギャラリートーク
高麗美術館所蔵の新羅瓦をかたどった実習用の型をもとに拓本を採ります。
日時:4月14日(土)、28日(土)、5月12日(土) いずれも13:30〜15:00
会場:高麗美術館マダン 参加費:800円(入館料込み) 定員:各回15名(要予約、対象は小学3年生以上)

◆講演会・ワークショップの申込・問合せ
高麗美術館研究所 TEL.075-494-2238
問合せ 高麗美術館
TEL.075-491-1192  FAX.075-495-3718
※詳しくは高麗美術館HPをご覧下さい。

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