アテネオリンピックの女子マラソンで金メダルを取った日本の野口みずき選手(26)が、アテネ入りする前の高地トレーニング地で韓国の男子マラソン代表選手の李ボンジュ選手からキムチをもらって食べていたことが明らかになった。
野口選手は身長150cm、体重40kgの小柄な体格で茶碗2杯のご飯をたいらげてしまう大食漢。先月中旬から今月初めにかけて、海抜1800mのサンモリッツ(スイス)で李選手と高地トレーニングをした野口選手は7月末と8月初めの2回にわたって食事に招待されたという。テーブルの足が折れそうなほどたくさん準備された焼肉とキムチをたいらげた野口選手の食べっぷりに驚いた李選手は、キャンプ地ではキムチをプレゼントした。
8月23日、35℃の暑さの中で行われたマラソンが終わった後、野口選手の監督である藤田監督は、スタジアムに来ていた李選手のオ監督に向かって親指を立てて「キムチパワー」と叫んだ。藤田監督は「野口選手に続き李ボンジュ選手も優勝し、サンモリッツでの友情が金メダルで結ばれるといいですね」と激励も忘れなかった。
(8月23日付 韓国ギョンヒャン新聞より)
ギリシャのアテネオリンピックの選手村では、時ならぬ「キムチ争奪戦」が起きている。韓国農協が供給している「キムチの味」が気に入った各国の選手たちが押し寄せるためである。遅く食事をとろうものならばほとんど口にすることができないという事態が続いている。)
アテネオリンピック選手村の食堂に準備されたキムチが、わずか3日で底をついた。ロイター通信は8月11日「入村した各国選手たちは、韓国人選手からキムチを強奪するかのようにものすごいスピードでキムチをたいらげている」と報道した。韓国選手団のシン団長はさらにキムチを準備するよう要求した。また、「韓国人選手だけでなく、外国の選手の間でもキムチは人気があり、今後もキムチを食べさせてあげたい」と話している。
韓国人が一番好んで食べる料理は、「キムチチゲ」を始めとした韓国料理が大部分であることが調査で明らかになった。
ある料理専門のポータルサイトが1ヶ月間、男女会員5万4,523人を対象にインターネットで設問調査した結果、一番好んで食べる料理が「キムチ鍋」と答えた人は回答者全体の34.6%の1万8,864人にも上った。
2位は「カルビ」で全体の33%、3位は「味噌チゲ」で31.4%。その他10位以内に入った料理は「サンギョプサル(豚の焼肉)」24.4%、「トッポッキ」17.6%、「ビビンパ」16.4%、「ブルコギ」15.8%、「海鮮鍋」15.4%、「ポッサム(豚肉とキムチ)」15%、「カムジャ鍋(じゃがいも鍋)」14.7%などがあった。一方、「パスタ」、「ピザ」、「フライドチキン」などの洋食は11位以下であった。
その他、女性が結婚前に必ず覚えなければならない必須料理は「キムチチゲ」、「味噌チゲ」などの基本料理を挙げた人が回答者全体の75.2%、キムチは家庭で漬けたものが一番いいと答えた人は51.2%という興味深い結果も出た。
韓国の慶尚南道のあるレストランを営む権(クォン)さんが「キムチにぎり寿司」を開発し注目を集めている。
「キムチにぎり寿司」は単純に寿司飯にキムチを載せたものではなく、100〜150日以上低温熟成させたキムチで寿司飯をまるごと包むのが特徴。
また海鮮物を使った寿司では賞味期限が短い問題も、「キムチにぎり寿司」なら問題なし。発酵食品であるキムチで寿司飯を包むことで海鮮寿司に比べ賞味期限が長くなるというのが権(クォン)さんの説明だ。「キムチにぎり寿司」はその名前と独特な製造方法で現在特許を申請中である。
権(クォン)さんは、今後「キムチにぎり寿司」は韓国内のコンビニや海苔巻きの専門店などに販売が広がり、韓国産の農産物の消費にも貢献するだろうと説明している。(韓国農民新聞 2003年2月10日付)
まだ記憶にも新しい2002年韓日ワールドカップで見せた韓国のサッカー代表チームの強さ。その体力の源は一体どこから来ているのでしょうか?
厳しい体力訓練はもちろんですが「地元の強壮食」が大きな役割を果たしたようです。
高麗人参・ウコギの根などの伝統的な健康食品をはじめとし、選手たちの食欲が落ちないように、毎日食べているキムチや味噌チゲなどをたくさん食べさせることも体力維持の秘訣。
また、この食事とは別に個別に準備された身体にいいとされるカエル鍋、青汁、山羊エキスなどを摂取することも明らかにされました。
広告の為に健康食品会社から代表チームに提供された強壮食は数百にも及び、この中から大韓サッカー協会の審議と医務分課委員会の会議により服用が決定されました。
特に高麗人参の力が選手の力を強め、ヨーロッパの選手たちに勝てるのではないかと、ある高麗人参組合では、韓国でも最高級品である6年根の紅参(高麗人参を蒸して効能を高めたもの)のエキス2000万ウォン(約200万円)分をワールドカップ前に代表チームにプレゼントしたということです。