これだけは知っておきたい韓国の食事マナーをご紹介します。
韓国では目上の方をとても大切にします。食事も、一番目上の方が箸をつけてから手をつけるのがマナーです。
いただきます「(チャル モッゲッスムニダ)」
ご飯やスープは、器をテーブルに置いたまま、スプーンですくって食べるのが正しい食べ方です。
汁物、ご飯はスプーンで食べます。器を持ってはいけないので、汁物はスプーンの方が食べやすいのです。焼肉やキムチなど、汁物以外は箸(チョッカラッ)を使います。
お酒は目上の人から注ぎます。
注ぐ時はビンを右手で持って、左手をビンや右ひじに添えたり胸に軽く当てたりします。また目上の人からお酒を受ける時は、グラスに手を添えて必ず両手で受け取ります。友人同士なら、片手で注いだり受けたりしても構いません。
※お酒を注ぐときだけでなく、何か物を渡すときも、左手を右腋の下に添えたり、右腕の下に添えたりするのが、韓国のマナーです。
韓国では、目上の方の前ではお酒を飲んではいけません。目上の方にすすめられた場合は飲んでも構いませんが、その場合は横を向いて口元を隠し、飲んでいる姿を見せないように気を配ります。
まだグラスにお酒が残っている方に、お酒を注ぐことは、「さあ、その残ったお酒をすべて飲んで、新たにお酒を注がせてください」という意味になるため、グラスが空いてから注ぎます。
韓国では、友好の印として、お酒を酌み交わします。
自分のグラスのお酒を飲み干して、お酒を飲んで欲しい人にそのグラスを渡し、注ぎます。
【目上の人】
一杯お受けになって下さい「(ハン チャン ピョンパニ ツェオ チュシッシオ)」
【お友達】
一杯受けてください「(ハン チャン パダ チュシッシオ)」
乾杯の掛け声は、「(コンベ)!」または「(ウィハヨ)!」が定番。「ウィハヨ」というのは「〜のために」という意味で、「健康のために(コンガンウル ウィハヨ)」や「成功のために(ソンゴンウル ウィハヨ)」という風に使われます。乾杯をする時は、目上の方のグラスよりやや低い位置でグラスを合わせます。